試験を受けた日から1年近く経ちますが、今更ながら思い出して書いていきます。
まず、NSCA-CPTって、何なのかと申しますと
NSCA(National Strength & Conditioning Asociation)というアメリカの団体が発行しているパーソナルトレーナーの資格です。CPTはCertified Personal Trainerの略です。
そもそもパーソナルトレーナーには必須の資格というのはありません。資格の有無でトレーナーの指導力が保証されるものでもなくて、このNSCA-CPTの資格もトレーニング指導を行う為の最低限の知識を持っている事を証明するに過ぎないものです。
スポーツジムなどにトレーナーやインストラクターとして既に勤められている又は専門学校生の方が受験する場合がほとんどの様です。少なくとも、私のようにトレーニング好きが高じて…という同志の方は、試験対策講座と試験本番の会場で話しかけた限りではいませんでした。
NSCA以外にも、このような資格を認定している民間の団体は他にもあります。
NATA、NESTA、JATI…
などなど、もっとあるんだと思います。
アルファベット4文字のところが多いですね。
各団体、独自の規格でトレーナー資格を認定していて、資格有効期間があり資格更新をするにあたってはセミナーに参加したり通信教育を受けるなどして単位を取得するようにといった継続教育を受けることを義務付けられています。
ちなみに資格取得後の継続教育の一環として設けられているのがレベルアッププログラムという制度。実技の講習と検定を受けてⅠ、Ⅱ、Ⅲとレベルが上がっていくんですが、検定はベンチプレス・スクワット・デッドリフトの試技、オリンピックリフティングの講習など…普段全くやらない種目ばかり(笑) これらの実技がてんでダメなようじゃ、たとえ合格して知識を備えていることを証明できても実践には到底通用しません。なので今後、トレーナーの実務に携わるか携わらないかは別として、放っとけない課題です…とりあえずトレーナーの技術を認定し格付けする云々の話は合格してからにするとして。。
ところで、数ある団体の中で、なぜNSCAを選んだかといいますと…専門誌に出てくるトレーナーの経歴の欄にNSCA-CPT・NSCA-CSCS※と書いてあるのをよく見かけていて、それだけメジャーなんだと思ったからです。そんだけかよってつっこまれても、本当にそれだけの理由です。で、後で調べてて気付いた事で、ある程度の独自の基準や制度があるのはどこの団体も同じですけど、パーソナルトレーナーの資格から更に特化していくつも資格が設けられているところって、なんだかなあと思ってしまいます。もちろん一つ一つ受講するごとに決して安くない受講料なり資格登録料が掛かる訳です。そんな、子供向けの指導、中高齢者向けの指導、カーディオ系の専門、栄養の知識の専門家だの分けて、わざわざ資格を設けてる団体が公認する単なる?パーソナルトレーナーの資格ってなんなんでしょう。本来なら、その資格を取るにあたって学習する範囲内に老若男女のトレーニング指導も栄養学も含まれているはずです。最初にも言いました、資格の有無でトレーナーの指導力が保証されるものではないと。ただでさえそうなのに、受ける方も受ける方で、ごちゃごちゃとユニークな肩書きを増やしても笑われるだけのような気がします。
※NSCA-CSCS:認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト…大卒じゃないと受けられないそうです。それ以上は知りません。
以下がNSCA-CPTの試験を受けるに当たって、私が買い揃えた受験用教材です。
・NSCAパーソナルトレーナーになるための基礎知識 11,340円
・受験用コンプリートセット 8,820円
・エクササイズテクニックチェックリスト(DVDと冊子)8,978円
受験用コンプリートセットの内訳は模擬試験の冊子とビデオ問題のDVDです。
何れもネット通販でNSCAジャパンショップから購入しました。
一般価格と会員価格がありますので、受験される方は会員になってから購入された方がお得ですよ。言わずもがな。
これらの教材ですが、意外とオークションに出品されていたりします。もっとも私は買ってから気付いたんですけど。
あと受験料に44,000円、試験対策講座の参加費などなど費用が嵩みます。
これだけ投資した限り、落ちたらショックが大きすぎます。
そのくせ出願の手続きが済んで必要な物も揃って、あとは勉強するだけという段階になってもなかなか始めないで、まだまだ時間あるし〜♪てな感じで、のんびり構えていました。実際、かなり日にちには余裕があって受験日の4ヶ月くらい前、そろそろやらな!と思って勉強し始めるんですが、なにからやってどうやって進めていけばいいか分からない。とりあえず基礎知識の本を読んでみても、全く頭に入ってこない。想像していた以上に小難しいんですもの。
と、そこでNSCAのホームページを見みてみると「スポーツ科学に関する教育を受けていない方」向けに学習方法の例が紹介されていました。なるほど、これの通りに勉強すればいいのか。
最初に
NSCAパーソナルトレーナーになるための基礎知識に目を通し、さらに分野ごとに学習を進める…とあります。
なんだ…結局、先ずはこの辞典みたいな分厚い教科書を読んで内容を頭に叩き込めってことかよぉ…
いやいや、目を通し…ってところからすると、まさか全部覚えろってことではあるまい。要点は掴んで、それ以外は適当にということか。
気を取り直して、今度は自分なりに計画を立てて学習を進めていくことに。
①基礎知識の本の赤字で書いてある単語の部分をピックアップしていく
②例題を解き、復習
③模擬試験問題Vol.1〜3を解き、復習
それだけ。
計画もへったくれも無い、賢い勉強の仕方じゃないというか、やっぱり試験勉強は苦手です。
そんなところへ、待ってました試験対策講座。
続く。
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