※写真はイメージです。
トレーニング、食事…この日のためにやってきたことを無駄にしないために、絶対に失敗したくないところです。せめてプラスにならなくとも、結果が裏目に出ることだけは避けたい!
それだけ重要なだけに、何をどうしたらいいのか一番迷った部分です。
そう、カーボディプリートとカーボアップ。
一旦体内のグリコーゲンを枯渇させることにより体は再びグリコーゲンを取り込んだ際に通常より多くのグリコーゲンを筋肉中に溜め込みやすくなります。大一番で最大限、筋肉を大きく見せる狙いで、コンテストビルダーの常套手段であります。
理屈は分かったけど、どれほどの期間、何をどれだけ食べたらいいのだろう…
そして他人がやっているのを見て、そこまでせなあかんのか…ぜってえ、体に悪いだろ…と前から思っていた、塩抜きと水抜き。
情報を集めるも、なかなか方針は決まらず、そもそもやらない方がいいという説を唱える人もいたり混乱しました。
そこで!
とあるセミナーを受けた内容をそのままやってみました。まず、流れをご覧ください。日付はコンテスト本番を一週間後に控えた場合を仮定して設定しています。
【最終調整工程】
【補足】
※1)本番当日に、尋常じゃない量のクレアチンを摂るのは筋中に水分をたっぷり含ませて張らすのが目的で、その際に体がよりセンシティブに反応するように、との理由で一週間前には一旦カットしましょうという話です。
※2)通常ならディプリートの最終段階に差し掛かるタイミングかと思います。ディプリートの部分に関しては特別なことは話されていませんでした。具体的にどのように? との質問が挙がった際も、結果的にディプリートに近いコンディションに…というニュアンスでコメントしていたので、徹底してグリコーゲンを枯渇をさせるようなことしなくてもいいのかなと私は解釈しました。
※3)多少なり摂った脂肪分は炭水化物として計算に入れます。何を炭水化物源としたらいいのかについては白米をおすすめしていました。普段から食べていた物がベストで、日本人なら遺伝子レベルで馴染んでる…というのは言い過ぎかもしれませんが、ベターな選択だとは思います。
※4)カフェインに関しては寝つきに影響が出ないように夕方以降の時間帯の摂取は避けました。
※5)国産でカリウムの名称で販売されてる物もありますが、何粒で何百mg含有という用量が中途半端で計算しづらい物が多いです。かたや海外製の物はポタシウムの名称で一粒が99mgで統一されています。今回のように複数回に分けて飲む場合は後者の方が便利です。
※6)ウォーターローディングのラストスパートです。ひたすら飲んで、ひたすらトイレに行きます。
※7)飲むにしても、午後の決勝のステージに上がるまでの間はこれだけの量で過ごしましょうという目安です。
【日頃の塩分の摂取量について】
やはり減量中は減塩を心がけるべきなのかどうか。必要があるにしても加減が知りたい。だって塩気の薄い食べ物ばかりじゃ、生活自体が味気なくなってしまいます。
セミナーでの話によりますと減塩どころか逆に、通常通り塩分を含んだ食生活を送っておけば浮腫みにくい体質になって、コンテスト本番直前に塩抜きした際は体の反応がより良くなるし、長期的に塩分を控えても意味ないとのことです。よって、がっつり味付けした牛肉の赤身のステーキと焼き鳥を最終調整に入るギリギリまで食べていられたので、食事に関してのストレスは幾分か軽減されました。
▼大会当日の朝の様子
冬場だったので、水分の摂取量自体は当初の予定よりも少なめで過ごせたくらいだったのですが、ご覧の通り全然パリッとした質感が伝わってきません。自分でも、あれ…?と思ったものですが、今となって写真から察するにそもそも絞りが甘かったということでしょう。カーボアップ及び水抜き塩抜きは体を最大限良く見せるための手段ですが、ある程度絞った上でやらないと効果は引き出せません。これはセミナーでも強調されていました。
と、ここまでで一旦、投稿させて頂きます。細かいことは随時、加筆予定です。
次回は、反省点を踏まえて臨んだ今シーズン(2017)について書きます。
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