とあるGGに、TRYONグリップが完備されているというので、ビジター利用でお邪魔してきました。
アタッチメントに関しては色々試してきた訳であって、これ以上二番ないし三番煎じの新商品に手を出しても効果の頭打ち感は否めないんじゃ?
と、否定的に考えつつも、実物を手に取るまでは気が済まないので10年ぶりにGGへ。
▼こういう時の為の無料チケット
とあるツテによって手に入れたチケットを財布に忍ばせてあったのです。基本出不精なので、下手したら使い途無いかもしれないけど、貰えるもんは貰っとくか…てな具合でしたが、目的さえ見つかって、いざとなれば使わない手は無い訳であります。
残念ながらジム内は撮影NGにつき写真はありませんので、細かい点を確認したい場合は公式サイトの製品情報を見てもらえたらと思います。
TRYON
▼ジャジャーン
※画像はGG公式サイトから拝借
このビジュアルが醸し出してる雰囲気からして…
モロに、というか絶対にインスピレーションを受けてると思うのだけど
圧倒的バットマンの武器っぽさたるや!
純正の専用ラックまであって、そこに整然と収まっている様は、さながら劇中でバットケイブに置いてあっても違和感は感じないでしょう。
部屋のどこに置くのかはともかくとして
(ラックごと)ほっ、欲すぃ…
いやいや、使いもしないで何言ってんだと冷静さを取り戻して、いざ実“触”!
▼まずは背中でも
とりあえず、⑩のセパレートタイプのハンドルを下記の画像にあるのと同じ使い方でチンニングを実施。そう、わざわざカラビナ付きのストラップを持参しました。なぜ、そのやり方にこだわる?…という視線を感じつつ。まあ、私が自意識過剰なだけだと思いますが。
グリップの形状が握った手を形どったように凹凸が施されてます。人間工学云々はMAGグリップ系のアタッチメントの登場時でも使われている売り文句ですが、後発の商品となれば更なるアップデートが成されていて当然なはず。握ってみると、なるほどな。MAGグリップ系ではサムレスで手を引っ掛けるだけなんですが、一方でこちらはピッタリ手にフィットする感覚が強いです。但し、これは必ずしもどちらの方が良いという話ではありません。
本当はここで、グリップの部分をアップで撮影して画像を掲載したいところでした。今振り返ると、それくらいは許されたのかな?…いや、ダメでしょう。ルールは遵守すべきです。
▼事前に動画を見ていた時から気になった点について
見て頂けたら分かると思いますが、プル系のタイプのアタッチメントを用いる時は全て親指でも握るサムアラウンドで行っています。これは作り的に自ずとそう握るように仕向けられているのかが気になるところでした。
結果→全然なんてこたあない、サムレスでもできる。
けれども…
プル系の種目においてTRYONグリップというのはサムアラウンドで握ってこそ真価を発揮するアタッチメントだと思うのです。サムレスで握って引いた途端に、まるでパドルグリップの粗悪品を使っているような中途半端な手応えしか感じませんでした。サムアラウンドで握るべく、親指がしっくり納まるべきところに納まるような形状をしているのに、それでもやり辛い、(背中に)入らないという場合は他の(MAGグリップとか)にするか、いっそ通常のスタンダードなアタッチメントの方が相性が良いのだと思います。
では、使った順にざっくり感想を述べます。
▼ラットプルダウン
①の特大バットラング…じゃなかった。ワイドのラットプルダウンバーです。そういえばラットプルダウンはDSグリップを使うようになってからというものパラレルの向きでばかり引いてるし、それ以前にしても端っこのベントしてる部分(下記画像)ではなくストレートになってる部分を好んで握ってやっていたから、細かい条件的にはかなり久々のシチュエーション。
使ってみて改めて思いましたが、めちゃめちゃワイド。↑通常のワイドのバーと比較してみても更に幅が広い。今まで、これだけ手を広げてやった事はないかもしれません。物珍しさと新鮮さが先行してますが、なかなか良い感触です。
↓続いて②と③のパラレルグリップのアタッチメント。パラレルと言いつつ実は微妙にプロネイトしてます。人によってはこれくらいは誤差の範囲なのかもしれません。
個人的な気づきなんですが、ラットプルダウンのように上から引く時はスピネイト、パラレル、プロネイトのいずれのどの握り方でも背中に入る感覚はあるのにシーテッドローのように横から引く時では、どうもスピネイトでないとしっくり来ないのです。
引けども引けども暖簾に腕押しな手応えで、レップを重ねつつ微調整してる内に疲れて引けなくなってセットが終わる…という調子なので、②と③には早々に見切りをつけて⑧のアタッチメントに取っ替えて再開することに。
すると苦手→得意の緩急が極端すぎるというか、なんだか急にトレーニングが上手くなったかのような感覚。もうシーテッドロー の時は下部だけにターゲットを絞ってスピネイト一択にしようかな。
とまあ、これに限るっ!ていうレベルで⑧のアタッチメントが特に気に入りました。↓上から写した画像の通り、親指と人差し指に当たる部分が特徴的な形をしていて握りやすく、引く方向を選ばない扱いやすさを感じます。
よって個人的に背中のトレーニングに関して厳選するとしたら①と⑧というところでしょうか。
ちなみに⑦は⑧よりも幅広なタイプらしいんですが、残念ながら置いてませんでした。
▼そして二頭とか三頭とかその他諸々
ケーブルアームカールでもやってみようかとなって、ここでも⑧のアタッチメントが活躍しました。ここまで使い勝手が良いとなると真面目に購入を検討したくなります。
11はシングルロープで、⑨はバイセップスロープとの事なんですが、残念ながらこれらも置いてませんでした。
▼三頭筋狙いのアタッチメントについて
白線で囲ってある④と⑤は両方ともプレスダウンなどの三頭筋を鍛える種目を行う為のアタッチメントなんですが、上段の幅が広いタイプの方はミディアムとワイドの2通りの手幅でやる事が可能となっています。つまり一つで二役。対して下段のタイプは、手幅に関しては実は前者のタイプのミディアムの寸法とほぼ同一です。ほんの微かにスピネイト方向に山状になっていますが使い分けるほどの差は体感的にはあまり…という感じです。もし家庭で揃えるとしたら、多用途で使える方が1つあれば充分だなと。庶民的ホームトレーニー目線の意見。
最後に
⑥のトライセップスロープを使ってみたら、思いの外、プレスダウンが効いたので、帰ってから普通のロープでも試してみたら、ちゃんと効くようになってました。もしかしてロープ使わず嫌いだったのかな。はたまた、これがきっかけで神経的に目覚めたのかも。何はともあれ、実りのあるトレーニングとなりました。ありがとうございました。
▼追記2020/6/18 とうとう買ってしまいやした。
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