決行してみたものの何も起こらずに淡々と終わってしまったので、思い出は自分の胸の中にしまっておく事に決めて今までお蔵入りとなっていました。なんと4年越しくらいの時を経ての投稿。この度は、時間の経過により解釈も違ったりして心境も変化したので。タイトルにしておきながら言うのもなんですが、検証という程きちんとしたことをやったわけではありません。しかも初回にして最終回。
マッチョはモテるのか否か、そもそも筋肉自体がモテるのに有効なのかどうかは、使える・使えない筋肉論争と並んで白熱した議論がなされているテーマではないでしょうか。
「マッチョ モテるのか」と検索すると出てくる出てくる。
果たしてマッチョはモテるのか。というかマッチョがモテるにはどうすればいいのか。
思いついたのが、単純に筋肉好きな女性がたくさん集まるスポットへ行けば、モテるんじゃないかということ。
なんでも、我こそはというマッチョな男性と筋肉好きな女性を対象とした恋活イベントなんだそうで。
行ったら、ちやほやされちゃったりしてなー(妄想)
しかし冷静に考えて気づきました。
そこでモテなかったら、この先あとが無いかもしれない…(焦)という厳しい現実。マッチョ背水の陣。
だって、マッチョにとっては、これ以上のシチュエーションは期待できないんじゃないかというくらいのアドバンテージがありそうなもの。でも、参加者が全員マッチョなら、その中で個体差を比較されて優劣がつくわけだから、アドバンテージもへったくれも無いか…
というか、これぐらいの体じゃ、まだまだマッチョだと自負できねえ…てか、マチョマチョうるさいなもう
・「筋肉男子と20代女子」なるイベント
そんな風に謳われても、個人的には「20代」というポイントにはバリューを感じません。だって、ただでさえ筋肉好きという女性は希少なのに、つまらん数字で区切って選り好みしてどないすんねん。
…などと正直にそう思っているのですが、結果が結果なだけにこれ以上カッコつけた事言っても虚しいだけなので、さあさ! 完全な負け戦を振り返るとしますか。
・いざ!ぼっちで挑む!
お店や会場を貸し切っての、普通の恋活イベントには職場の同僚や友人と参加した経験はありますが、単独で乗り込むのは初めてのことです。
言っておきますが私マイティ☆タローはコミュ障ではありませんので、このようなシチュエーションでも苦手意識はゼロです。人見知りの自覚すらありません。しかし、このような場に置いて同僚や友人といった味方が側にいることの心強さをよ〜く知っています。1人よりも2人、2人よりも3人…とあまり大勢で参加するのも考えようですが、仲間が一緒であればフレンドリーなムードを演出できると言いますか、要はより社交的な態度が取りやすくなるのです。
まず、着いてみて敵情を視察したところ…!
パッと見のスケール感は鈴木雅みたいな男性が同性から、ケツのように分厚い胸板を「や〜い、おっぱい♪」とからかわれてる、なんて微笑ましい光景が目に飛び込んできて、お前ら仲良いな…と微笑ましく思いながら
さらに敵情を視察…
さらにさらに敵情を視察…
ん〜?
いやね、乱暴な言い方で失礼しますけど…
どいつもこいつも、全然マッチョでもなんでもねえのですよ
(一部を除いて)
でも、予想通り無地の白Tの着用率は高いネ!
そういうわたしも白Tだけどね…
「でも、おれのは胸ポケット付きだから…(震声)」
逆に、これ見よがしな風体のマッチョがいなくて安心じゃないかと…
というわけで、どんぐりの背比べに例えたら、どんぐり様に失礼なレベルの私のメンタリティはともかく…
ネームプレートに呼んで欲しい名前を好きに書いていいというので、こういう時くらいファーストネームにしてみます。すると幼い頃から周囲から苗字もしくはそれに因んだあだ名でしか呼ばれて生きてこなかった所以でしょうか、呼ばれてみると違和感が。自分で書いたくせしてね。
会場ではイベントがスタートする前から、マッチョマッチョビバマッチョ♫の歌詞でお馴染みのあの曲がエンドレスで流されていたんですが、おかげで一生聞きたくなくなりました。もちろん歌っている当人たちに恨みはありませんが、これはマジクレームな。
・顔合わせトークがスタート
回転寿司形式で順繰りに淑女たちの前を男性陣がスライドしていきます。必ず全員と当たるように順番が回ってくるんですが時間制限が超シビアにつき、挨拶から簡単な自己紹介をしたくらいで、はい次〜というコールがかかってしまいます。
この展開は恋活イベントではあるあるなのかと思いますが、まあ慣れないですよね。時間が短過ぎて、話し始めて何か共感できて1つの話題で盛り上がったら上出来なところです。しかし後半に進むにつれて、意気投合とは程遠い浅い会話を何度も繰り返してくると気力を削られて思わず対応もテンプレ化してきます。これは良くないと分かっていても、なかなか修正できません。こちらに問題があるのはご最も。
とまあ、何巡か進んでいくうちに気付く…
そういえばなんだけど、全然筋肉トークに及ばなくてだな。
会話のどこにも筋肉が見当たらない。
せめて自分も筋トレしてる人とかね、いるかと思ったら話した限りでは、いてなかったですわ。
もはやこの場にいる女性陣が、いったいどういう経緯で参加しているのか疑わしい。
仮にそうでも、以後は普通のパーティだと思って楽しめばいんじゃね?
なあに、己の話題のレパートリーが筋肉だけしかない訳ではあるまい…!( ・`ー・´) + キリッ
(30分後)
ゲームセット。虚無感だけが残りました。
・確かめたかった事
それはコンテスト出場時のオフィシャルフォトは名刺代わりとなるのかどうかです。結局、不発に終わりましたが。
常識で考えたら、初対面でいきなり自分の半裸の画像見せてくるなんて結構イタい奴です。世間一般ではどう受け取られるか常に考えて、その辺のバランス感覚は保ってるつもりです。一応。
一度だけ見せる機会があった時は、現在の姿と見比べられて顔痩せトークに発展しました。画像の時の状態の方がいいとハッキリ言われました。本当にありがとうございました。
・地獄のフリータイム
この時間は食材や物資は支給されるけど、後はセルフでやれよっていう形式。
そこでは
誰に感謝される事もないのに、なんとなく流れでホットプレート奉行と化して無言で焼きそばを量産し続けることに徹しなければならなくなった者。無情にも、鉄板の上にこぼれる涙に気づく者はいない。
手持ち無沙汰に自分で作ったカクテルを手に立ち尽くす者。緊張のせいか、やたら口にコップを運ぶのでお酒がススム君状態。既に顔赤いけど大丈夫か? 本当はアルコール苦手な体質なんじゃないか?
先ほどから、同性のケツのように分厚い胸板を「や〜い、おっぱい♪」とからかい、未だにそんな調子で戯れ合う少年のような心を持った大人たち。いったいこいつらは何をしに来たの。
冷静になって観察してみると、そんな屍の数々が…
というか、そんな事思ってるお前はどうなんだというね。
いや、おれはもう帰るから。
・結論
モテず。それも筋肉とか全然関係ない。個人的な問題だろう。
にしても、イベントのコンセプトを真に受けんなよ! 結局物を言うのは、筋肉をも超越する内に秘める個性的な魅力なんだ!若者よ、俺の屍を超えてゆけ!
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